ヒロカネを知る ABOUT

ある日、社長が「建築業界人口は年々減っていく」というニュースを目にしました。そのニュースを見た社長は「この先、建築業界も人手不足になるだろうな...きっと外国人労働者も増えるはず」と予測。「人手不足の建築業界で、作業時間の短縮と扱う人を限定しない、誰でもカンタンに取り付けられる"雨どい吊金具"を作ろう」と決意します。

「施工性が高いもの（とにかく簡単）」「美観性の高いもの（見た目の美しさ）」にこだわり、開発をスタート。雨どいを付けるためには、屋根に穴を開けて取り付けるのが定番でした。その穴あけの時間をなくし、ドリルビスで簡単に取り付けできるようにしました。ビスだけの固定ではなく、クランプという固定工具の用法を取り入れ、ガタつかないように固定できるようにしました。さらに通常、屋根上にはみ出すボルトが見えてしまうという見た目の懸念点も解消。実際に現場で使用してもらいながら感想を集め、さらに何度も改良を進めていきました。

2-3年試行錯誤して、ようやく納得いく製品が完成。いざ、鉄鋼関連の問屋さんに持ち込みますが、全く相手にされませんでした。口を揃えて「高いな...」という価格のことばかり。「直接板金職人さんに売り込むか...」と考えましたが、それは販売店や問屋さんへ失礼にあたる。どこをターゲットにすれば良いのか、随分試行錯誤しました。営業活動の方法を大きくシフトチェンジすることにしたのです（詳しくは入社してから聞くことができますよ）。

実際に使っていただいた職人さんの口コミで少しずつ広がっていき、使用していただく現場が増えてきました。中には、SNSで「さすが吊ピタ君」など、嬉しい感想を発信してくださっている方もいます。特に、最近の夏の暑さも異常で、そんな真夏の現場では作業の短縮ができて、弊社の商品が多くの現場で活躍しています！